ennchangの日記

温泉大好きennchangの旅の備忘録と日々のあれこれ

♯53 癒され街 弘明寺へ

年末に近づき慌ただしい中、京急線沿線の弘明寺へ行ってきました。

弘明寺は駅の名前です。

そして横浜で最も古いお寺として知られています。

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いつもお世話になっている「京急お得きっぷ」で、「弘明寺みうら湯きっぷ」を購入します。

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電車の券売機から、お風呂の入浴券が出てくれるのは不思議な感覚です。

電車の往復で566円。

みうら湯の料金が土日だと920円(平日は820円)

・・・お得と言っちゃ、お得ではあります。

 

お風呂目的ではあるのですが、街自体がとても魅力的だったりします。

 

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駅を出ると、まずこの2件が目に入ります。

焼き鳥1本が70円。

たこ焼きと今川焼きのセットが370円。

リーズナブルな価格設定に、見てるだけで楽しくなっちゃいます。

 

坂を下って行くと途中に弘明寺があります。

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お正月の準備をしているようでした。

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数日後には、この鐘の音が街に響いていくんですね。

とても狭いお寺なので、31日は人人人で大変なことになりそうです。

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行きはこのお寺を抜け、上から下へ。

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帰りは、この階段を登って駅に向かうか、飲食店が連なる坂道を登るかの2択になります。

毎日このお寺を通って通勤ってのも面白いです。

 

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駅から歩くこと10分程で目的地「みうら湯」に到着です。

到着したのは14時前。

土曜日ということもあり、とても混雑していました。

自分もですが日本人は本当にお風呂が好きですね。

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さてさて、この手の温泉施設が週替わりで男女入れ替えになるのは珍しいのではないでしょうか。

潤いがだいぶ失ってきている(笑)私にとって、この日の「しっとり湯」はラッキーでした。

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まず入って目につくのは本棚です。

たまに読んでみるのもいいかもしれません。

やめられなくなりそうなんで、見ないようにしましたが。

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都心近郊の温泉と言えば「黒湯」

本当に黒いです。

まだ若かりし頃、この黒湯が苦手でした。

自分の育った川崎。

そこは「公害の街、川崎」と、誰もが語る程空気の悪い街でした。

夏には頻繁に光化学スモッグが発生していたことをよく覚えています。

 

そんな近辺から出てくる温泉だから「黒いんだ!!!」

・・・と、勝手に思い込んでいた頃がありました。

 

最近では驚くことに、東京と神奈川の間を流れる多摩川にはウナギが育ち、アユが戻ってきたというニュースさえも。

 

参加したことのある多摩川河川敷でのゴミ拾いや、稚魚の放流も無駄ではなかったなと思うわけですが、温泉に関しては、どうしても街と色があまりにもしっくりいってしまい、苦手でした。

 

ですが・・・もともと海の底にあった東京、神奈川には地層の中に海藻が含まれた層があり、そこから出た温泉は「海洋性の温泉」が多く、有機物フミンが溶け出しているそうです。

 

今では喜んで入ってしまうわけです(笑)

 

真っ黒なお湯に身体を入れると、肌に触れるなんとも言えないヌルッとした、天然の美容液が全身にまとわりつくような感覚を覚えます。

 

ついつい何度も腕を撫でてしまいたくなります(笑)

 

40度程の熱すぎないお湯ですので、ゆっくりゆっくり入っていられます。

 

ここまで温まってくると、寒空の下の露天風呂も怖くありません。

・・・でも、すぐに内湯の黒湯に戻ります。

 

たっぷり温まり、しっかり髪の毛を乾かし、マスクも装着。

湯冷め対策をしっかりしないことには。

・・・電車に乗って帰らなきゃいけないのは、これが辛いです。

北風の強く吹くこの日は特に油断はできません。

 

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弘明寺商店街を通らずして帰ることはできません。

お風呂との順番を逆にしては?

と、思われるかもしれませんが、たくさんの荷物が発生しますので・・・。

 

今がどうかは分かりませんが、1956年に270メートルのアーケード商店街が出来た当時は「東洋一」と言われていたそうです。

 

2001年に更に長さが伸び、全長312メートルのアーケードに改装されました。

京急弘明寺駅と、市営地下鉄弘明寺駅の間に通る一本道なので、どちらの駅を使う方にも便利な商店街です。

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野菜が安いです!!
地元の商店街もとてもリーズナブルなので、あえて電車賃を使って買いには来ませんが、立ち寄ったからにはついつい大量購入してしまいます(笑)

 

小粒ですが、みかんは12個も入って250円。

しかも内税!!

 

お会計710円でたまらなく重い野菜や果物を買え、ご満悦です。

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お隣にはお漬物屋さんが。

自家製で燻しているのでしょうか。

・・・電車の中で臭いそうなので、断念します。

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面白い専門店もあります。

歯医者にあるような道具が揃います。

この店の売りは、錆びたりしない加工がしっかりされ、落とさない(なくさない)限り使い続けることができるのだそうです。

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そして、昔から変わらずのお茶屋があり、酒屋があり・・と、最近では大手のスーパーに負け、なくなってしまっている専門店が、今もなお活気に満ちています。

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酒屋では、地元のお酒をお正月用に購入。

重いものばかりです(笑)

 

さて、温泉があり、素敵な商店街がある「弘明寺」ですが、

もう一つ特別な場所があります。

 

弘明寺商店街を十字に切るように大岡川が流れています。

そして春にはたくさんの桜の花を咲かせます。

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とっても楽しそうです。

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この桜が見えるのは、まだまだ先ですが、お風呂に、お買い物、そして花見を楽しみに、また出かけたいと思います。

 

 

おしまい。