♯66 湯河原 海石榴 No.1 ビール→温泉→ビール
湯河原でも最高ランクがつけられるだろう温泉旅館「海石榴」ツバキ。
お値段も最高ランクなので、なかなか踏み切れなかったのですが、椿の時期も終わりに近づき、お得なプランが出てきたところで、今回初宿泊が叶いました。
湯河原駅からバスに乗り、終点の「奥湯河原」を降りるとすぐに看板が見えます。
看板は見えるのですが、20〜30メートル程でしょうか。
坂道を上がります。
趣ある佇まいに、ちょっぴり緊張しました。
ツバキに初めて漢字が充てがわれた時は、この海石榴とつけられ、時代とともに海石榴→海榴→山茶→椿と変化していったそうです。
本館はしつらえの異なる客室が24部屋。
そして迎賓館という最上級の客室が5部屋があります。
迎賓館には宝くじにでも当選しない限り、宿泊することはできませんが、今回は本館にて贅沢な時間を過ごすことに。
玄関に入りまず目につくのは赤い雨傘です。
広々としていますが、派手さはなくとても落ち着いた雰囲気です。
まずはこちらでチェックインの手続きをしました。
池には鯉が泳ぎ、ゆったりとした時間が流れています。
お抹茶と落雁でほっと一息です。
普段大きなマグカップでお茶を飲んでいる私にとって、素敵な器とお茶、そして小菓子という組み合わせは、日常から解放され一度リセットボタンを押されたような感覚です。
なんだか疲れたな・・・なんて思う時はこうやって美味しいお茶をちゃんとした茶器を使って飲んでみようと、書きながらいつものマグカップでゴボウ茶を飲んいる今であります。
お部屋は12畳と4.5畳の副室がある「空蝉」うつせみ。
全てのお部屋に椿の名前が付けられているそうです。
そう、こちらは3階なのです。
ですが、山に沿って建てられているので、3階なのですが外には池があったりするんです。
3階とは思えません(笑)
露天風呂付きのお部屋です。
足だけ入れ、しばらく腰掛けてビールを飲んでいたのですが、20分もすると汗が出てきます。
なんだか色々置いてありました。
美顔器?にも触れることなく(笑)
それより椿の刺繍が入ったタオルが可愛くて。
フェイスタオルにもバスタオルにも可愛い椿。
コーヒーが大好きな旦那さんも喜ぶ内容のカフェコーナー。
緑茶、ほうじ茶も用意されていました。
そして私は・・・♪
こちらを独り占め(笑)
冷蔵庫の飲み物はフリーでいただけます。
はい。
ぜーんぶ飲んじゃいました。
小瓶ですから!!
(一度に全部飲んだわけではございません・・・)
軽くビールを飲み落ち着いたところ大浴場へ向かいます。
山に沿って建てられていることがよく分かる廊下。
素敵です。
オープンして30年程経っているそうですが、館内はとても清掃が行き届き清潔感があります。
広々とした脱衣所には、個々に扉の締められる場所も用意されていました。
何の為に扉が閉まるかはわかりませんが、著名人も多く宿泊するということでの配慮なのでしょうか。
どなたもいらっしゃらないので、どこに座ってもゆったりできました。
今回、館内では結構な人数の方をお見かけしたのですが、大浴場は、昼夜朝とも1人きりでした。
一人では贅沢過ぎる広さがあるお風呂を堪能しました。40度のゆっくり入れる温度の温泉はちょっぴり塩気がありました。
同じ湯河原の温泉でも源泉の違いで無味無臭だったり、今回のように「無色透明無臭微塩味」だったりと面白いです。
これは完全に気のせいだと思うのですが、いつも感じるサラサラで柔らかく感じる湯河原の湯なのですが、若干重さを感じました。
上手く言えませんが(笑)良い意味なのは確かです。
眩しい程の光が入り、入浴しながらも日焼けしちゃいそうです。
ですが、そんな光がたまらなく心地よいです。
外には椿をイメージした形でしょうか。
石造りの露天風呂です。
3月も半ばに入り、今年は異例ともいうべき都内では3月14日に桜が開花しました。
こちらではまだまだ開花は先になりそうでしたが、露天風呂に入る際の寒さはあまり感じず、むしろ外の風は心地よくいつまでも入っていられる、とても良い気温でした。
お風呂から出ると、ゆったりとしたソファが並ぶこの場所でビールが飲めちゃいます♪
ちっちゃい可愛いグラスですが、キンキンに冷えた美味しいビールでクールダウンです。若いカップルはハーゲンダッツのアイスをチョイスしていました。
やっぱり私はこちら派ですな(笑)
夕飯編はまた次回に。
つづく