♯58 伊豆 吉奈温泉 東府やResort & Spa - Izu No.1
一度は行ってみたいとずっと思っていた宿「東府や Resort & Spa - Izu」に行ってきました。
伊豆と言えど中伊豆にあたるこの地域は山々に囲まれ、海までは遠く離れています。
とても古くからある吉奈温泉ですが、ここに行ってみたいと思うまでは全く知らなかった温泉でした。
熱海から東海道本線に乗り換え、三島へ。
修善寺からバスに乗り約30分。
3時間半弱かかりました。
踊り子に乗って、4656円。
↑ 上のように、乗り継ぎ頑張って2989円。
時間はさほど変わらなかったので、電車の旅を楽しんでみました。
電車から綺麗な富士山が見えたり、修善寺に立ち寄りランチしたりと、普段とはちょっと違った観光気分が味わえました。
吉奈温泉口のバス停を降り、宿へ連絡すると5分ほどでマイクロバスで迎えに来てくれます。バス停から更に1キロ先に宿があります。
落ち着いた素敵な佇まいです。
この入り口からは想像できませんが、この宿の敷地は約3万6000坪。
とにかく広いです。
元にあった歴史ある宿「東府屋旅館」を新しい経営者が引継ぎ、改装工事を進めていたところ、隣接する宿「芳泉荘」から譲渡の相談が。
そうして2つの宿が統合され、3万6000坪という広さをもつ温泉リゾートが誕生したそうです。
広々としたエントランス内には暖炉があり、薪が組まれています。
天井が高く開放感があります。
客室につながる階段です。
外は山々に囲まれ、自然がいっぱいですが、館内にも沢山の花が生けてありました。
旅の本などが置かれ、ついつい長居してしまいそうです。
その横には沢山の浴衣が用意されています。
簡単に付けられる帯まであります。
お部屋にも浴衣はあるとのことだったので、可愛らしい浴衣はさすがに恥ずかしい私たちは、動きやすい作務衣をチョイス。
食事の時間や、貸切風呂の予約したのちに部屋へ向かいます。
残念な事に、一番広いのだろう露天風呂の1箇所が昨年の台風の影響で、まだ入れないとのことでした。
玄関棟から本館へ続く廊下の下には吉奈川が流れています。
透明度が高く、川底までしっかり見えます。
さすがに寒いので外のソファはオブジェ化してます。
目の前には桜の木。
春はきっと素晴らしい景色が見られることでしょう。
・・・なんで真冬に予約したんだろう?
・・・来たくて、来たくて、この想いが止まらなかったのでしょう(笑)
やっとお部屋に到着です。
・・・そうです。外の木も桜です。
ホームページの写真はヤバイ事になってます。
桜の美しさにやられます。
それはさておき、この日は2月3日、節分の日。
ゆったりのんびり温泉と、食事と、酒を味わうには最高の1日です。
選んだお部屋は「西館 半露天風呂付き 和洋室A」
とっても広くて快適です。
テレビ大好きな旦那さんも嬉し、2台付き。
お部屋のお風呂も温泉です。
一度しか入れなかったのが悔やまれるほど、気持ちの良いお風呂でした。
キューリグのマシンがあり、これまたコーヒー好きな旦那さんもご満悦。
・・・接待か(笑)?
いえいえ、普段頑張っている自分たちへのご褒美です。
アメニティの歯磨き粉に驚く一般庶民!!!
小さいサイズとはいえ、今までにない体験(笑)
体を洗うタオルも3つもあるじゃないですか!!!!!
もう充分幸せです。
女性には嬉しい化粧品フルセットも。
せっかく良い温泉に入って、自分に合わない化粧品を使ってしまってお肌がカピカピになってしまわないように、いつもは持参したものを使ってましたが、こちらはとっても使い心地が良かったです。
お部屋で軽くのんびりした後は、いつもならお風呂となるわけですが、3万6000坪なんていう広大な敷地内を散策です。
外へ出ると、本館、西館とは別に蔵をイメージした離れのヴィラがあります。
平屋タイプ、メゾネットタイプがあるようです。
それぞれ露天風呂が付いていて、別荘に来たような気分が味わえそうです。
さすがに予算オーバーになりますので、選択外でしたけどね。
更に先に進むと見えてきたのが大正館 芳泉。
とっても古い建物です。
のれんがとっても可愛いです。
中にはカフェがあります。
とってもレトロな空間が広がります。
一般の方も利用できますので、私服の方、浴衣の方がいたりします。
宿泊者はドリンクが無料でいただけます。
豆乳で作られたドーナツまで。
食感が普通のドーナツとは違い、かなりしっとりしてます。
控えめな甘さでとっても美味しいです。
私はスパークリングワインを。
ついついおかわりしちゃいました。
17時まで利用できるだけでなく、翌日チェックアウト後もOKとのこと。
呑んべいの友達と来ようものなら入り浸りです。
雰囲気の違った椅子やテーブルが置かれ、昔懐かしのジュークボックスや電話なども展示してあります。
お隣には、また違った明るいお部屋も。
酔っ払っている場合ではないと思うのですが、だんだん手元がぶれてきます。
ほらね(笑)
なんか変なアングルになってきます。
気を取り直して、大正館を後にします。
敷地内をまだまだ奥に進みます。
人気のベーカリーに到着です。
昔あったプールをそのまま残し、テーブルを置いた足元には足湯があります。
5月になると頭上には藤棚が見頃を迎えるそうです。
朝食をブランチに変え、こちらで楽しむプランもあるようなので、お寝坊さんには嬉しいですね。
さきほど食べたドーナツもこちらで作られているようです。
大人気な「君だけカレードーナツ」
・・・今更ながら、お土産に買って帰れば良かったです。
パンの他にも、クッキー、紅茶、ジャム、ドレッシングなどなどオリジナルで販売していました。
のんびり散策していると、予約していた17時のお風呂の時間です。
2箇所ある貸切風呂ですが、玄関棟のすぐ脇にある「子宝の湯」に入ってきました。
徳川家康の側室、お万の方様がこの吉奈温泉に入り、子を授かったという名湯。
家康さん、あなたには何人の妻と子がいたのでしょう?
改めて「大奥」が観たいと思ったりしました。
真冬の露天風呂に少々怖気付いていましたが、昼間の暖かさの延長で一瞬の寒さだけで問題はありませんでした。
むしろ心地よく、最高です。
熱めのお湯が流れ出てきます。
よく行く湯河原の温泉は弱アルカリ性が多いですが、PHが高いこの温泉はアルカリ性に分類されるようです。
皮脂を溶かし角質を軟化させる効果があるのでお肌がスベスベになると言いますが、強過ぎれば脂分が取られ過ぎちゃうんですね。
そんなわけで、入浴後にはたっぷりのクリームを擦り込みました。
最近、かかとのカサカサがひどかったんです。
仕事の時は一日中ストッキングにパンプス。
ツルツルを保つのは無理無理無理!!!と、思っていたのですが、
乾燥を防いでくれるボディローションで回復気味。
キュレルローション様様な近頃です。
話はそれましたが、露天風呂には洗い場もありました。
のちにゆっくり入れば良いと、寒いのでササッと。
身体がいつまでも暖かく、冷え性な自分の足先も喜んでいました。
恐るべし温泉パワーを再認識です。
少し長くなりましたので、夕食編は次回に。
つづく。