ennchangの日記

温泉大好きennchangの旅の備忘録と日々のあれこれ

♯52 箱根 山の茶屋

先日のニュースで、京都の嵐山に集まる観光客が凄まじい人数で、渡月橋が人人人の大渋滞になっている映像が流れていました。

 

日本でも有数の温泉観光地「箱根」もここ近年更に観光客が増えているように感じていましたが、台風や大雨の影響で箱根登山鉄道は復旧にだいぶ時間がかかるようです。

 

久しぶりに下車した箱根湯本は、とても混雑していました。

なにより外国人観光客が目立っていたことに驚きました。

 

一昔前、英会話スクールに通っていた時に、外国人講師たちが

「富士山に登って来た!!」「箱根の温泉に行ってきた!!」「厳島神社は素晴らしかった!!」などなど、私より日本を楽しんでるじゃないか(笑)と、楽しむことに全力を出している話をよく聞いたな・・なんて思い出したりしました。

 

人でごった返す駅を抜け、バス停に向かいます。

更に箱根の奥に行く「箱根登山バス」とは他に周辺の宿に向かうための「旅館送迎シャトルバス」というものが走っていました。

 

バス路線は、宿の場所により3コースに分かれていて、私達はCコースの「塔ノ沢線」に乗り込みます。

 

大人一人100円で利用でき大変便利ですし、なにより箱根湯本の駅前は大変狭く、宿ごとに送迎バスが出ていたら大変なことになるので、とても良いアイディアだと思います。

バスは30分間隔で運行しています。

おつりは原則出ませんので、どうぞ小銭のご用意をお忘れなく。

 

15分程で今回の宿「山の茶屋」に到着です。

バス停を降り、橋を渡り・・・ほんの少しですがかなりの急斜面を登ります。

そう、ほんの少しなんですが「かなりの急斜面」です(笑)

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正面には宿の看板が。

宿は山の上です。

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たったの数十メートルですが、息が上がります。

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 宿に到着です。

箱根に行こうと、宿を探していたところ見つけた「山の茶屋」

実はそれまで知りませんでした。

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お世話になったのは「藤」のお部屋。

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そうそう、このお部屋の雰囲気が良さそうで決めちゃいました。

ちょいと寒いですが、喫煙者はベランダで。

そして、館内のお風呂が充実しているようだったので、お風呂はなしのお部屋です。

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外は竹林なので、冬でも緑が綺麗です。

口コミなどで、宿の古さについて書かれているのが目につきましたが、リニューアルもあってか、むしろ素敵に感じました。

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まずは内風呂に入りに行きました。

開く窓はなく、もわっとした空気が立ち込めるお風呂です。

油断してたらのぼせちゃうやつです。

 

露天風呂へは、また移動しなくてはならず、夜にしようと後回しにしてしまったのですが、結果、全部入りきれなかったのが残念でなりません。

 

館内にも露天風呂がありますが、一度外へ出て向かう「兎の湯」と「月の湯

に入れなかったのです。

旦那さん曰く、竹の葉が揺れる音がとても心地よく最高だったと。

改めてリベンジをしたく思うわけです。

 

さてさて、まだ元気だった夕飯はお部屋でいただきました。

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先八寸

ブロッコリー豆腐 白魚 梅肉

・菜の花からし浸し 粉からすみ

・スモークサーモンアボカド イクラネーズ

ミニトマトクリームチーズ射込み 生ハム

・細魚小袖寿し 公魚一夜干しバジル味噌

・一寸豆翡翠

好きなものばっかりです!!

豆腐にはブロッコリーが入っていたり、トマトをくり抜いてチーズを入れるなどの一手間がまた素敵です。

・・・細魚?

サヨリって読むんですね!!

魚の名前は覚えても、見慣れないやつだとすぐ忘れちゃいます。

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お酒は竹筒に入って出て来ました。

雰囲気にやられます(笑)

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器もまた素敵です。

開けるのが楽しみに感じます。

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 開けてまた嬉し綺麗なお椀。

 

蟹とうすい豆の真丈 薄氷大根 梅人参 水前寺のり

透けて見えるほど薄切りにした大根が「薄く氷が張ったよう」って、わけで薄氷大根、梅人参は飾り切りってことですね。

・・・そういう種類の野菜があるかと思っちゃいましたよ。

そういえば、ワタシ・・野菜のソムリエの資格とか取ったりしてましたが、まったくもって普段の生活に活かすことは出来ていませんね。

 

水前寺のりだって初めて聞くお名前。

九州の一部でしか採れないのだとか。

メニューを解読するだけでも一苦労です(笑)

 

ですが、とても綺麗な一品一品にある思いを感じながら食事をするのはとても幸せな気持ちにされられます。

 

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お刺身はちょこっと。

マグロ、お口の中でとろけました。

お代わりをお願いしたいくらいです。

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またまた出ました。

蓋つきです。

どれもそうですが、器がとっても素敵です。

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蓮根、ほうれん草、厚揚げのあんかけです。

すでにお腹はいっぱいですが、ついつい完食です。

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まだまだ出て来ます。

牛肉の炙りに、鯛の酒蒸しとタケノコ。

・・・そう、このあたりからヤバかったです。

ちょいと飲み過ぎってのもありますが、あまりに満腹すぎるのですが、せっかく出していただいているお料理なんでと、食べちゃうんです。

f:id:ennchang:20191220181203j:plainそして、穴子の南蛮漬け。

f:id:ennchang:20191220181842j:plainご飯はそれぞれ釜戸で。

・・・嘘でしょ(笑)

f:id:ennchang:20191220181959j:plain締めに大好きなタラコまで登場で、やめればいいものの、またもややめられず・・・

f:id:ennchang:20191220182113j:plain人参の柔らかムース???

野菜??チョコレートココナッツソースとイチゴ。

そりゃ食べますよ。

どんな味がするか、気になって仕方ないじゃないですか(笑)

 

 

大変美味しくいただきました。

とてもとても美味しくて残すなんてできませんでした。

 

・・・ですが、ここからは全く動けなくなり・・・

 

夜の露天風呂に入れない始末となってしまったわけです。

 

満腹で動けないなんてそうそうありません。

 

・・・幸せで動けなかったとして、良しとするしかございません。

 

 

すっかり回復した翌日に改めて館内を散策(笑)

消化してしまえば元気なもんです。

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ここは・・・ここは・・・夜の写真も撮っておきたかった(泣)

ですが、朝も素敵素敵(^^

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お風呂に入り、こうやって歩いているうちに、お腹が減ってきている自分に笑えます。

f:id:ennchang:20191220184237j:plain朝ごはん。

しっかり食べれるほどに回復。

・・ただただお腹がいっぱいだった昨夜が嘘のようです。

f:id:ennchang:20191220184435j:plain早川にかかるつり橋を渡り旅は帰路へ。

 

かならずまた参ります。

 

 

おしまい。