♯ 141 箱根塔ノ沢 元湯 環翆楼 No.2 まずはゆっくり温泉へ
「元湯 環翆楼」
箱根の玄関口、箱根湯本から歩いて20分程。
貫禄のある佇まいに期待が膨らみます。
宿の前に立ち、おお!!!と、言ってみるけど、旦那なんの反応はイマイチ。
「すごく古いぞ!!」
そんなセリフが聞こえてくるのですが、とりあえずスルーしww
楽しみだね〜と、会話を繋いでおきます。
チェックインの15時前に到着してしまったので、しばらく待合のお部屋で小休憩。
10分ほどあったのでちょっぴり館内を歩いてみます。
これはすごい!!!
なんでこんなにたくさんの手洗い場があるんでしょう!!!
文字はみーんな右から。
古き日本、いつまで右から書いていたのだろう。
水は出るのかしら?
蛇口をひねってみるべきでした。
そして、なんでこんなふうな手洗い場があるのか、聞いておくべきだったと今更ながら後悔してます。
奥のステンドグラスもまた可愛い♫
館内は昭和を飛び越え、大正や明治を思わせる空気があり、ほっこり和むというよりは...なんだろ、タイムスリップでもしてきてしまったような、ワクワクするような、ソワソワするような。
ひとまず一息ついてからお部屋に案内されました。
今回お世話になった槙の間。
8畳の小さなお部屋です。
早速お茶を入れていただきました。
お部屋の延長ではなく、独立した空間に狭いながらも椅子とテーブル。
お布団をひきに来ていただいた時とビールを飲む時に座りましたが、とっても寒かったのが印象的。
そう。
この日の寒さのせいもあると思うのですが、洗面所の寒さが半端なくww
お部屋からの眺めは、前を流れる早川と、雰囲気抜群のワンランク上のお高いお部屋。
泊まってみたい♫
川の景色も更に近くて良いな...
今回は眺めるだけww
お茶とお菓子をいただき、私は早速「金麦」を飲み始めます。
そうそう。
今までは温泉宿に泊まった時に出されるお菓子はビールを飲むからと、旦那さんにあげていたのですが、すぐ温泉に浸かろうとがっついている自分のようなおバカは特に食べていた方が良いと、職場の看護師に言われてしまいました。
入浴は血糖値が下がるので、空腹時に入ると低血糖に陥りやすいとのこと。
ましてや、間髪入れずビールを飲んでるような私の様な方。
要注意ですね。
そんなわけで美味しいお菓子をちゃんといただきました。
金麦を一本飲み終え、お風呂へ向かいます。
湯上がりの待ち合わせ、一息つけるスペース。
まず向かったのは内風呂です。
男女のお風呂は翌日には入れ替わっているので、間違わないようにお気をつけくださいとのこと。
古代風呂と呼ばれるタイルを敷き詰めた空間には窓がありません。
大正13年に改築され、当時の浴槽が今もなお使われているそうです。
横にもう一つ浴槽があり、一人きりの若干酔っ払いの私は温度を違いがあるかないか感じることもないまま、いったり来たりを楽しみます。
石に囲まれた空間は不思議と落ち着き、ゆったりとした贅沢な時間を楽しむことができました。
体があったまったので、このままお風呂のはしご。
露天風呂へ向かいます。
露天風呂へ向かうには一度外に出ます。
少しばかり歩くので傘が用意されていました。
外へ出て宿の内側を見ると、改めてなかなか見ることが出来なくなった古き日本を感じる事ができます。
こんな素敵な木造建築を見るためにも露天風呂へは必ず行ってみるべきだと思いました。
細い道を上がっていきます。
露天風呂も男女入れ替えで両方入ることが出来ます。
目の前には空と山。
内湯で温まってきたので寒ささえも心地良く感じました。
ここでは石鹸やシャンプーを使うことが出来ません。
そのまま川へ流すためだとのことです。
熱すぎず、ちょうど良い湯加減でいつまでも入っていられます。
このときは16時前でしょうか。
一人きりの贅沢な時間を楽しむ事が出来ました。
22時からは、空いていれば貸切で入れる様です。
暗く狭い道を歩いて来なくては行けないので、その時間は相当酔っ払っているだろう自分は危険かもしれません。
覗き込むと、下には川が流れています。
温泉が注がれている音、川の音、そして鳥の鳴き声。
この時間が貸切だったら間違いなくビールを持ち込んでww
な〜んて書いたら怒られちゃいますね。
お部屋に戻って金麦しましょ♫
お風呂上がりの金麦、堪らんです♫
しばらく飲んでいなかったのですが、知らぬ間にラベルが変わった?
なんだか宿の雰囲気にあってるんじゃないかしら♫♫♫
夕飯はお部屋で食べられるとのことなので、ギリギリまで飲んじゃいますwww
まだまだ続きます。
おしまい。