♯41 北海道旅行 旭川〜帯広 No.2
北海道旅行二日目の朝も雨でした。
10月初旬とは思えない程とにかく寒く、10度に満たない気温は秋の薄手の上着では間に合わないほどです。
十勝を訪れるのは初めて。
目的は3つ。
・モール温泉に入る
・十勝千年の森でセグウェイに乗る
・幸福の駅に行く
まず訪れたのが、この日の宿、十勝川温泉 第一ホテル豊洲亭・豆陽亭です。
とても大きな観光ホテルといった感じで、大型の観光バスが何台も駐車場に入ってきていました。
私たちがチェックインをしたのは、日がだいぶ傾いてきた夕方でした。
降ったり止んだりしていた雨が嘘のようです。
部屋の目の前には十勝川が流れ、眺めは最高です。
やっとやっと太陽を見ることできました。
このあと早速入るのが、十勝、帯広では有名なモール温泉です。
関東ではあまり聞きなれない温泉ですが、この十勝川温泉は日本でも珍しい「モールの湯」が湧出しているそうです。
宿のホームページにモール温泉について書かれていました。
” 遥か太古の時代、ここ十勝川河畔は葦(アシ)などの植物が自生していました。
それらの植物が長い年月をかけて堆積(タイセキ)し、出来上がった亜炭層を通って湧き出る温泉が、植物性の有機物を多く含む「モールの湯」なのです ”
植物性の温泉???
温泉と呼ばれる泉質とは全く別の概念に値するのでしょうか。
植物由来の有機物を多く含んでいるためか、とてもツルツル&しっとりした感触があり、天然の美容液にでも浸かっているいるような幸せな気持ちにさせられる湯です。
とにかく肌触りがよく今まで入った温泉とは違いました。
せめて月に一度だけでもいいので、入りたいものです。
宿泊した十勝第一ホテルは、お風呂がいくつもあり飽きさせません。
庭園露天風呂はまさに庭園です。
お風呂が池のようにさえ感じます(笑)・・ディスってるわけではありません。
食事はビュッフェを選択しました。
大好きなラクレットや道産のお肉、新鮮な野菜が並びます。
スパのような広い温泉に、食べ放題の夜、朝ご飯。
お部屋を選ばなければ、かなりリーズナブルに宿泊出来ます。
そう、お部屋を選ばなきゃ...ですけどね。
翌日は、十勝千年の森へ伺いました。
広大な敷地に山があり、森があり、見どころ満載です。
野生動物も入り込むことがあり、出会すことはなかったですが、キツネの糞であろうものを多く見つけることができました。しかし、クマが入ってくることだけは避けるために、森の前にはバリケードがはられていました。
人と動物がうまく共存するために様々な工夫が必要だと教えていただきました。
そんな大きな森での人気アクティビティ、セグウェイツアーに参加しました。
セグウェイ初体験です。
初めて乗る自分でも30分程のレクチャーでどうにか乗りこなすことができます。
若干へっぴり腰ではありますが、ぐんぐん丘を上がっていきます。
標高が高くとても寒かったです。
自前の上着の下には貸し出してもらったウインドブレーカーを着込み挑むわけですが、それでも10月の北海道をあまく見てはいけないようです。
丘の上に到着です。
富良野方面は雲でいっぱいです。
南側は青空が広がります。
曇りと晴れ。
北海道の広さを肌で感じることができます。
山から下りてきて丘でしばしの自由タイムです。
随分と遠いところから走ってきます。
広い丘を独り占めできるかなり贅沢な時間を味わえます。
透き通った水は氷水のように冷たく、冬がもうそこまで来ていることを教えてくれます。
セグウェイ体験の他には、ナチュラルチーズ作りを体験できたり、乗馬を楽しむことができるそうです。
旅の思い出にもってこいのアクティビティです。
特に秋の景色は最高です。
カフェもあり食事もできるので、たっぷり1日過ごすことができそうです。
ですが、めったに訪れることが出来ない北海道。
どうしても欲張りな行程になってしまいます。
足早に幸福の駅へと向かいます。
帰りの帯広空港からも近いので、最後の立ち寄り場所として選びました。
そろそろ夕方になりつつある中、まるでおもちゃのような可愛い電車が出迎えてくれます。
1987年に廃線になっているのですが、実在した「幸福の駅」のご利益を受けようと、今でもたくさんの観光客が訪れるようです。
昔懐かしな車内にも入ることができます。
こんな電車に乗ったことあるな・・・なんて思いながら、
そして、脇にはタバコの吸殻入れがあったことを思い出しました。
当時、このての電車ではタバコが吸えたんですよね。
今じゃありえないですが、駅のホームにもちゃんと喫煙スペースがあったりしました。
少しずつ、いろんなことが変わっていくんですね。
幸せをちょっと分けてもらえたような気分に。
まわりの景色もこーんな感じにのどかで素敵なので、帯広空港を利用する際は是非是非お立ち寄りください。
旅の前半は雨と寒さでかなり切なくなりましたが、
それでも何度来ても北海道は魅力満載です。
今度は何処へ行ってみよう?
とっても楽しみです。
おしまい。