♯45 湯河原 富士屋旅館 No.1 まずはゆっくり温泉へ
湯河原にある富士屋旅館に行ってきました。
まだまだ紅葉を楽しむのには早く、むしろ東京の皇居周辺の方が色付いてるような気がしました。
今回伺った富士屋旅館は湯河原の駅からバスで10分程。
足湯でも有名な「独歩の湯」からすぐの場所にあります。
数日前のニュースで、この富士屋旅館の旧館が国の有形文化財への登録が決まったと知り驚いたばかりでした。
湯河原の有形文化財の宿といえば「上野屋」「藤田屋」「伊藤屋」があり、こちらの「富士屋旅館」は4件目となります。
2002年に閉館を余儀なくされたのですが、2019年に新たにオープン。
大正12年に建てられた「旧館」
昭和20年代に京都から木材を持ち込んで建てられた「洛味荘」
そして骨組みだけを残して建て直した「新館」の建物が敷地内にあり、それぞれに良さがあります。
こちらは洛味荘です。
今回は新館に泊まったのですが、中の行き来は自由にできます。
新館が宿の入口です。
色合いが敷地内をシックにまとめています。
バスを降りてすぐに橋があり敷地に入りますが、緑が多く道路前とは思えない静けさです。
玄関に入りまず目に飛び込んでくるのが素敵な富士山柄ののれんです。
のれんの奥でチェックインです。
チェックインだけに使うのは勿体ないくらいの広さがあります。
きび餅。
最高に美味しいきび餅。
柔らかすぎて刺さらないくらいです(笑)
・・多分、すぐ近くの小梅堂さんのきび餅だと思うのですが、ごめんなさい。
確認できませんでした。
お茶も大変美味しく、間違いなし!!を感じさせてくれます。
お部屋はお風呂はなし、シャワーブースのみのツインを選びました。
広さがあり、ベットは大きめでふかふか!!
これだけ大きければ、どんなに寝相が悪くても落ちなさそうです(笑)
こんなにこんもりしたベットにはなかなか出会えません。
お茶を飲むときだけに座りました。
窓がある襖を開けると玄関前の広場でしたので、あまり開けることはありませんでした。
お部屋は広いですし、窓に面しているので襖越しに光が入るからでしょうか、締めたままでも閉鎖感はありません。
奥にはシャワーブースがあります。
今までにない程のアメニティ(笑)
箱に入ってますが、普通にシャワーキャップやコットン、歯ブラシ、クシだったりします。
ただ、ヴェルデのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ボディーローションが置いてあるのは女性には嬉しいですね。
シャワーブースにも同じセットが置いてあります。
DHCのクレンジングや化粧水等のセットもあり、宿に用意してあるもので過ごせちゃいます。
コーヒー、ほうじ茶、日本茶、紅茶。
嬉しいラインナップ。
お部屋にコーヒーがないのはよくあることなので、ワンドリップを持っていくことを忘れないようにしていますが、今回はいりませんでした。
浴衣が二種類入っています!!
選べる浴衣の特典に興味はありませんが(笑)
あらかじめ2種類入っているのは嬉しいです。
冷蔵庫には有料の飲みのもが用意されていました。
貧乏性なので、普段割高の冷蔵庫の飲み物を飲むことをしないのですが、一般的に利用されているのでしょうか・・・?
湯河原駅前には地元の方たちが利用するであろう割と大きなスーパーがあり、コンビニで買うより更にお安くビールなどが買えるので、バスに乗る前におやつと一緒に買い込んでおきます。
一休みして、早速温泉に入ります。
珍しくと言ったらなんですが、この宿には露天風呂がありません。
旦那さんに「え〜???露天風呂ないの???」
なんて言われてしまいましたが(笑)
2階建てだった建物部分を利用して造られているので、天井が高く開放感があります。
お部屋と同じようにアメニティが置かれています。
タオルは厚手の今治タオル!!
バスタオルも同じく今治でした。
私はとても嬉しく思うのですが、いつだったか・・・
お年寄りの方が、タオルに厚みがありすぎて絞れないとクレームを入れているのを見たことがあります。
確かにかなり厚みがあるので、濡らした後に絞ろうとすると大変かもしれません。
薄ければ、ちゃっちい。
厚ければ、絞れない。
・・・大変ですね。
とてもしっとり感のある温泉です。
泉質は弱食塩水、弱アルカリ性と書かれていまししたが、塩っぱさはありません。
60度以上の温泉が出るらしく、温め直す必要もない源泉掛け流しの温泉です。
お湯の温度が心地よく、肩まで浸かっては少し出て・・をゆっくり繰り返します。
珍しく、アルコールをまだ体内に取り込んでいないので(笑)
普段より長めに楽しみます。
上を見上げると古い大きな柱や刻印がある木材が。
飽きずにずっと見上げてられます。
温泉を堪能したので、館内を散策します。
洛味荘の入口。
今更ながら、旧館や洛味荘に滞在すれば良かったかな?
なんて思ったりもします。
木のぬくもりを感じます。
確かに古いのですが、ホコリひとつ感じない館内には清潔感があります。
更に奥へ進むと旧館につながる廊下が見えてきます。
造りがとにかく繊細です。
職人さんの凄さを感じます。
もう11月半ばですが、庭の緑は色濃く、まだまだ秋を感じさせてくれませんでした。
少しひんやりとした椅子に座り、湯上がりの火照りを冷まします。
夕飯は17時半からと、18時からの2択となりました。
18時からを選択し、しばしのビールタイムを楽しみながら夕飯を待ちます。
つづく。